産学官建設技術交流会とは

産学官建設技術交流会は、九州における産業界、大学等、及び行政の関係者がオープンな形で集い、情報交換、意見交換等の活動を通じ、建設分野における新技術の開発、活用、普及の推進並びに産学官で共有する技術課題の克服等に寄与することを目的として設立された組織です。
産学官で協働の事務局を構成し、各機関等からの研究発表や共有する技術課題の意見交換等を中心とした交流会を年4回程度開催しております。

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話題提供

「維持管理に関する設計コンサルタントの対応 -社会資本の長寿命化に向けて-

愛敬氏は建設コンサルタントの立場で社会資本の維持管理について述べられました。インフラの維持管理では、点検結果だけでなく詳細調査結果や補修設計の結果、工事の結果をデータベースとして残すことが非常に重要であると述べられました。予防保全でコンサルタントが行うべき事はコスト縮減であり、自治体の体力に配慮しながらLCCの設定を行う必要があるとのことです。すなわち、コンサルタントは長期にわたって実現可能な点検を提案することです。また、誤診を避けるため学識者との相談体制構築や技術者教育、勉強会の定期開催、新技術活用の提案なども必要と考えられています。最後に、維持管理に関しては、耐震性能の向上や最新基準への適用など総合的な設計を提案して生きたいとのことです。

中央コンサルタンツ㈱ 福岡支店 愛敬 圭二氏