産学官建設技術交流会とは

産学官建設技術交流会は、九州における産業界、大学等、及び行政の関係者がオープンな形で集い、情報交換、意見交換等の活動を通じ、建設分野における新技術の開発、活用、普及の推進並びに産学官で共有する技術課題の克服等に寄与することを目的として設立された組織です。
産学官で協働の事務局を構成し、各機関等からの研究発表や共有する技術課題の意見交換等を中心とした交流会を年4回程度開催しております。

産学官建設技術交流会 詳しくはこちらから

Top > 活動情報 > 大山ダム堤外バイパスの基礎処理結果について

話題提供

大山ダム堤外バイパスの基礎処理結果について

(独)水資源機構筑後川局 大山ダム建設所 波多野 圭亮氏

波多野氏は、大山ダムの位置、規模等の概要、堤外バイパスの目的やこれまでの経緯について述べられ、その中でも特に、ダムサイトの地質構造やバイパストンネル部に施したグラウチングに関する詳細な説明がありました。当ダムは、水資源機構としてこれまでに経験がない第3紀の火山岩類地層に建設され、安山岩グループと自破砕安山岩グループが互層になって存在するダムサイトの地質としては特殊な環境だそうです。ダム基盤の止水性を高めるためのグラウトについても説明があり、ファンカーテン、ファンコンソリデーションなどの種類や目的、改良目標値、施工規模について具体的に示されました。また、グラウト結果についても報告があり、基礎処理設計の妥当性を確認できたことが報告されました。

(独)水資源機構筑後川局 大山ダム建設所 波多野 圭亮氏